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1972年初版。晶文社刊・単行本。経年の割に良い状態のお品です。
アレクサンドル・グリーン
1880-1932。少年のころから、舟乗り、漁夫、鉱夫、兵隊などの職業を転々としながらロシア国内をさまよい、その後も地下抵抗活動に加わって、1917年10月革命までに三回の流刑に処せられた。革命前からすでに子ニークな短篇作家として名をなしたが、20年代に入ってから「真紅の帆」「荒野の心』などの長痛小説を発表、幻想とファンタジーにみちた特異な作風で、ソビエト文学に独自の境地をひらいた。
ストーリー
果されぬ夢を追いながら放浪を続けるわたしは、港町リッスで不思議な魅力をもつ帆船く波の上を駆ける女>号に乗る。だが船長は、なぜか露骨な敵意でわたしを苦しめる。真夜中の海に放りだされ
たわたしのまえを、美しい女が不思な予言を残して駆けさった…。かぐわしい海と太陽の香り、地図の上にはない幻の港街。ブドウ酒の酔いにも、似た謎の事件。そして陽気で力強い人間たち。詩情あふれる幻想的ロマンの秀作。