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平成24年初版。新潮文庫版。定価490円+税
危機一髪というと必ず救いに現れる「怪傑黒頭巾」はもういないのか…。
東大医学部紛争のさなか、医者の卵の結婚式に突然招かれた薫くんは、異様な雰囲気に驚き、先立つ男たちの「人生の兵学校」の複雑さを知る。
夢はあえなく破れるからこそ夢なのか........。激動する時代を背景に、理想と現実のはざまで葛藤する若者たちを描き、人生の京切を超えた真理に迫る現代青春小説の最高傑作。
〈銀望コメント〉
「赤頭巾ちゃん気をつけて」(芥川賞受賞)に続く“薫くんシリーズ”の第2作。若者が夢を持つ、というのはどういうことか。夢を持つからこそ敗れ去ることがある。永遠の問いを投げ掛ける傑作。