1989年4刷り。新曜社刊。単行本。帯付き。経年の割にきれいな本です。
1980年代の終わりに、子供たちは「ビックリマンチョコレート」のシールを集め、「人面犬」などの都市伝説に熱狂した。それは、消費者が商品の作り手が作り出した物語に満足できず、消費者自らの手で物語を作り上げる時代の予兆であった。1989年に於ける「大きな物語」の終焉を出発点に、読者が自分たちが消費する物語を自分たちで捏造する時代の到来を予見した幻の消費社会論。
〈銀望コメント〉
単行本は絶版ですが、その後文庫版(これも既に絶版らしく)、更に、「物語消費論改」という20年後に著者自ら改訂版も出されています。著者の代表作、あるいは原点的な作品かと思います。